人命救助 自らの魂も救われた♬

12月26日、出張施術の後、呉の市営住宅に住むお袋のところに、テレビの調整に行った。
テレビが映らなくなって困ってた。一人暮らしのお袋、テレビが無いと寂しすぎる。

何もしてやれないし若い時は本当に苦労掛けたからね。
親孝行はするもんだ。テレビがなんとか映るようになって、店に帰ろうと車に乗った。

バックミラーの隅の方に、寝転がってジタバタしている人の姿が見える???
昼間っから酔っぱらってウダウダやってるオッちゃんかと思って放っておこうかとも思ったが、15時過ぎでそろそろ冷え込み始めるし「声くらいは掛けとくか」と思い、車を止めて近寄る。

どうも酔っぱらっているのではなく、ひっくり返ってる爺様。

「どうした爺ちゃん」というと「お金がお金が飛んで行った」と。まあ、それは俺もいつもだよ( ;∀;)、とか下らない事を思いながら飛んで行った千円札を回収して渡してあげる。あちこち飛んでた。「たぶんこれで全部。起き上がれる?気分悪い??」とヒアリング。倒れた時、頭部の打撲があれば動かさないほうが良いからね。

どうもそうではなく、お金を拾おうとしてひっくり返って、もう足腰弱すぎて起き上がれなくなったみたい。たぶん、けっこうな時間経過していたみたいで、カラダも冷え、小便の臭いもする。このままだったら、たぶん危なかっただろう。爺様声もかすれてほとんど出ない。誰にも気づかれず、日陰の空気の寒さと硬いく冷たい地面に体温を奪われて極限まで弱っていただろう。

「頭打ってない、お兄さん起して」というので、これはやはり整体業やっているから体の扱い慣れてるのな俺。グルんと体の向き変えて、するんと起こした。我ながら手際よい。「ここ(市営住宅)住んでるんね??部屋どこね?」と聞いて、支えながら歩いてもらった。

「下腹に、丹田にしっかり力入れて歩くんだよ」と促すと、ヨチヨチと歩く。がんばれ爺様。歩く途中も「お兄さん、どこの人?」「お礼がしたい」とずっと仰ってる。「俺はね、遠くから来たの。いいから、真剣に歩きなさい」と支える俺。階段を上がる爺様にこちらも嬉しくなる。相当時間かかったけど、部屋に到着。「お兄さん、名前は?? お礼したい」と懇願するような爺様。

たぶん、渥美清さんの魂が降りてきた。

「俺はね、寅さんだよ。お礼は良いんだよ、俺も年取ったら若い奴に助けてもらう事にする。神様は見てるから大丈夫だよ」

まさに、寅さんのようなセリフがするっと口から出る。山田洋二先生でもOKくれるだろう。神様じゃなくで「お天道様」だったら完璧だったかな。まーTwitterのアカウント名「寅」にしているから、嘘じゃないしね。笑笑

かっこよく立ち去る俺。でも救われたのは俺の方だな。

ここのところ、どうにもこうにも、やる事なす事うまく行っていなかった。
でも、この爺様の命を救う事が出来たから、ここに辿り着くように配分されてたんだな、すべてが。と思えた。
自分が凹んで失敗して傷ついてなかったら、ただの酔っ払いだと思って放っておいたかもしれない。

爺様は、生きるためにジタバタしていた。その必死さが伝わったんだ。
俺もジタバタカッコ悪くても生き切ってやるぜ。と思わせてくれた。

人はね、いくつになっても明日が見たいもの。若いから尊いとか、年だからとか関係ない。
命ある限り、同じように生きたいんだ。

爺様、送り届けたら、お家がきれいに片付いてた。ケアの人たちがちゃんと来られて綺麗にしてくれているんだな、と思った。爺様、とても掃除は無理な体だったから。

今日、自衛官のお客様が来られて。自衛官の人たちも、やはり救えた命に感動すると仰ってた。

整体屋のおっさんが、人様の命を救えるチャンスに巡り合えたのは本当に幸せだ。親孝行してよかった。

通りすがりで、ブログ読んで下さった方も、そういうチャンスは逃さず、困った人を救ってあげて欲しい。相手を救う事で、自分自身を誇らしく思え、生きる力を与えて頂ける。

MAJIDE!!!!!!

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