マッサージのお店で、「同業者厳禁」のお店にこっそり行って、バレたらどんな罪に問われますか?

マッサージ店の「同業者厳禁」というルールを破ってこっそり利用し、それが発覚した場合に問われる可能性のある罪や責任について、法律の専門家ではありませんが、一般的な見解として解説します。

結論から言うと、刑事事件として罪に問われる可能性はゼロではありませんが、それよりも民事上の責任を追及される可能性の方が高いと考えられます。


刑事上の責任(問われる可能性のある罪)

刑事罰は、国家が犯罪に対して科す罰則です。今回のケースで可能性が考えられるのは以下の犯罪です

1. 建造物侵入罪(刑法130条)

「正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入」した場合に成立します。 お店は本来、誰でも入れる場所ですが、「同業者厳禁」という明確な意思表示があるにもかかわらず、身分を偽って(黙って)入店する行為が、お店の管理者の意思に反する「侵入」とみなされる可能性があります。

  • ポイント: お店側が「同業者はお断り」というルールを掲示しており、あなたが同業者であることを認識しながら、それを隠して入店した場合、「管理者の意思に反した立ち入り」と判断され、建造物侵入罪が成立する余地があります。

2. 偽計業務妨害罪(刑法233条)

「虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害」した場合に成立します。 今回のケースでは、同業者であることを隠して客を装う行為が「偽計」にあたり、その目的が単なる好奇心ではなく、技術を盗んだり、価格設定を調査したりして、相手のお店の業務を妨害する意図があった場合に問われる可能性があります。

  • ポイント: あなたの目的が重要になります。例えば、偵察によって得た情報(施術方法、接客、料金体系など)を利用して、相手のお店の顧客を奪ったり、経営に損害を与えたりするような具体的な目的と行動があった場合、この罪に問われる可能性が高まります。

民事上の責任(損害賠償など)

刑事事件にならなかったとしても、お店側から民事上の責任を追及される可能性があります。こちらの方が現実的なリスクと言えます。

1. 不法行為による損害賠償請求(民法709条)

相手のお店は、あなたが同業者であることを隠してサービスを受けた行為(不法行為)によって損害を被ったとして、損害賠償を請求してくる可能性があります。

  • 請求される可能性のある損害:
    • 技術やノウハウの盗用による損害: もしあなたがその店独自の技術を学び、自分の店で模倣して利益を上げた場合、その利益相当額や、相手の店の売上減少分などを損害として請求される可能性があります。
    • 調査費用など: あなたの行為を調査するためにかかった費用などを請求されることも考えられます。

実際にバレた場合に起こりうること

法的な責任とは別に、現実的に起こりうる事態としては以下のようなことが考えられます。

  • サービスの途中でも退店を求められ、料金を請求される。
  • そのお店への出入り禁止(出禁)を言い渡される。
  • お店側から警告書などが送られてくる。

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